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開放特許(シーズ)詳細

No.18:皮膚と一体化する創傷被覆材

滋賀県、東洋化学株式会社

概要
 本シーズは、救急絆創膏メーカーの東洋化学株式会社(滋賀県日野町)と滋賀県工業技術総合センターの共同研究開発の成果です。
 従来の粘着フィルムは、フィルムの柔軟性が低く、皮膚表面の凹凸に馴染まないため、絆創膏として求められる【剥がれにくさ】や【防水性】が、課題とされていました。
 そこで、柔軟性が非常に高く、指などの関節部位にも追従して変形するフィルムを開発。【防水性】や【剥がれにくさ】が向上した上、皮膚伸縮時のストレスが少ないため、貼付時の違和感やかぶれを軽減することができました。

特徴
 弾性率:0.215 MPa、粘性:0.125 GPa・s、ガラス転移温度:15℃以下で、曲げ変形を受ける対象物に貼付して用いる ことで、曲げ変形に追従して変形することにより、繰り返し曲げがあっても剥がれにくく、貼り付け部の違和感がほとんどないフィルムとなります。
 また、透明性が高く、表面にエンボス処理することで、非常に目立ちにくくなります。

活用例
 頻繁に曲げ伸ばしをする関節部分の創傷の被覆やカテーテルなどの固定、長期間貼付しつづけるウエアラブルデバイスの固定など

提供条件等
 共同権利者の同意のもと、実施権を許諾します。また、製品供給や技術支援なども、共同権利者と協議しながら対応します。
特許情報
権利者 : 滋賀県、東洋化学株式会社
登録番号: 特許第6009777号
登録日 : 平成28年9月23日
出願日 : 平成24年2月21日
名 称 : 曲げ変形を受ける対象物に貼付して用いる貼付材用フィルム
権利者 : 滋賀県、東洋化学株式会社
登録番号: 6045892
登録日 : 平成28年11月25日
出願日 : 平成24年11月30日
名 称 : 曲げ変形を受ける対象物に被覆して用いる被覆材用複合フ ィルム


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