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開放特許(シーズ)一覧

滋賀県工業技術総合センター

No.1 試料中のウイルスを検出する方法およびシステム

試料中のウイルスを検出する方法およびシステム

内 容

 病院やクリニックでは、インフルエンザなどのウイルス感染を迅速に検査し、薬の処方や治療方針を素早く決定する技術としてイムノクロマト法と呼ばれる技術が利用されています。しかし、検出感度より少ないウイルスしか存在しない場合には、あやまって陰性判定となり「感染なし」としてしまうことが課題です。  そこで、レーザー光源と共焦点光学系を持ち、非常に小さな空間を高感度に蛍光検出する測定装置を利用し、ウイルスを1粒子毎に検出する技術を開発しました。

No.2 セラミックス多孔質体

セラミックス多孔質体

内 容

 本シーズは、エアフィルタ製造企業の三喜ゴム株式会社(信楽事業所)と滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場の共同研究開発の成果です。通常、樹脂製フィルタでは、廃棄処理問題や洗浄性、耐熱性、防火性などの課題があります。  そこで、強度と耐熱性の優れたセラミック素材を利用したフィルタ(多孔質体)を開発しました。その製法は、スポンジ構造体(ウレタンフォームなど)に数種類のセラミックス粉末スラリーを均一に含浸塗布し、乾燥した成形体を高温で焼成するものです。  しかし、従来製法では製造時の亀裂発生や強度、耐久性などに課題がありました。研究開発の結果、高強度で耐熱性の優れたセラミックフィルタ(セラミックス多孔質体)の製造技術を確立しました。

No.4 透光性陶磁器用練り土及び透光性陶磁器

透光性陶磁器用練り土及び透光性陶磁器

内 容

 陶磁器は陶器と磁器に分類されます。普通の陶器は、原料に不透明な砂粒が含まれているため光をとおしません。しかし砂粒が骨材となるため、窯で焼いているとき、品物が変形しにくいという長所があります。いっぽう磁器は、原料の一部が窯の中でガラスに変化するため多少の光をとおします。しかし焼成中にガラスがアメのように熔けるため、品物が変形しやすいという欠点があります。  そこで仮に、陶土の骨材を不透明な砂粒ではなく、すべて透明な粉末にしたならどうなるのか、という考え方により、光をとおす陶器(登録商標「信楽透器」)が生まれました。

No.17 柔軟性と生分解性を兼ね備えたポリウレタン、ポリウレタンウレア

生分解性エラストマー及びその製造方法

内 容

 ゴムのような柔軟性を有する生分解性エラストマーとして、ポリ乳酸-ポリカプロラクトンーポリ乳酸のトリブロックポリマーとポリ乳酸とがランダムにジイソシアネートを介して結合されたポリウレタン、低分子量の生分解性ポリエステルをベースにジイソシアネートと側鎖を有するジアミンを組み合わせることで合成したセグメント化ポリウレタンウレアを開発しました。

No.18 皮膚と一体化する創傷被覆材

曲げ変形を受ける対象物に貼付して用いる貼付材用フィルム

内 容

 柔軟性が非常に高く、指などの関節部位にも追従して変形するフィルム。【防水性】や【剥がれにくさ】が向上した上、皮膚伸縮時のストレスが少ないため、貼付時の違和感やかぶれを軽減することができました。


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