開放特許(シーズ)一覧
滋賀医科大学
No.16 リン脂質(ホスファチジルセリン)の高感度酵素蛍光定量法

ホスファチジルセリンの定量方法及び定量用キット
内 容
リン脂質は、細胞膜や血漿リポタンパク(LDLやHDLなど)の主要構成成分であり、様々な疾患と関係するバイオマーカーになると考えられる。 リン脂質の一つであるホスファチジルセリン(PS)は、細胞膜を構成するリン脂質であり、血液凝固反応やアポトーシス(細胞の自然死)など、様々な生理機能において重要な働きをする。従来、微量にしか存在しないリン脂質の定量は困難であったが、新たな酵素蛍光定量法を開発し、極微量のリン脂質の定量測定を可能とした。 本特許に続いて、他のリン脂質の定量法も開発し順次特許出願をしており、これらによって全リン脂質の網羅的定量が可能となる。
No.7 神経難病の画像診断薬及び体外診断薬

神経難病の画像診断薬及び体外診断薬
内 容
本特許シーズは、アルツハイマー病(AD)をはじめとした神経難病の画像診断、体外診断薬として脳内のタウ病変に結合する特性をもつ化合物(図1)および、これを利用した診断方法である。タウ蛋白質に対する高い結合特異性と高い検出感度を持ち、タウオパチーのMRI診断用造影剤となることから、今後、タウ蛋白質を標的とした治療薬の開発や効果の評価においても有用な技術となる。