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開放特許(シーズ)一覧

食品・医療・バイオ

No.21 試料中のウイルスを検出する方法およびシステム

試料中のウイルスを検出する方法およびシステム

内 容

 病院やクリニックでは、インフルエンザなどのウイルス感染を迅速に検査し、薬の処方や治療方針を素早く決定する技術としてイムノクロマト法と呼ばれる技術が利用されています。しかし、検出感度より少ないウイルスしか存在しない場合には、あやまって陰性判定となり「感染なし」としてしまうことが課題です。  そこで、レーザー光源と共焦点光学系を持ち、非常に小さな空間を高感度に蛍光検出する測定装置を利用し、ウイルスを1粒子毎に検出する技術を開発しました。

No.15 骨折リスク評価のためのコンピュータの作動方法

骨折リスク評価のためのコンピュータの作動方法

内 容

 骨粗鬆症の骨折リスク評価は、現状、骨密度測定に頼っている。しかし、骨が力を受けて破壊する骨折は力学的現象であり、骨折リスクを骨密度のみで評価するのは難しい。  そこで、骨のX線CT画像を基に、患者別の骨の形状と材料特性を反映するイメージベース有限要素解析手法(FEA)により、応力・ひずみ解析を可能にした。これに加えて、3次元骨梁デジタルイメージモデルを構築し、例えば体軸(重力)方向のストレス負荷をかけたときの骨梁の再構築(リモデリング)シミュレーションを展開し、ストレス負荷に直交する方向に負荷をかけたときの骨折リスクを評価する手法を確立した。

No.16 リン脂質(ホスファチジルセリン)の高感度酵素蛍光定量法

ホスファチジルセリンの定量方法及び定量用キット

内 容

 リン脂質は、細胞膜や血漿リポタンパク(LDLやHDLなど)の主要構成成分であり、様々な疾患と関係するバイオマーカーになると考えられる。  リン脂質の一つであるホスファチジルセリン(PS)は、細胞膜を構成するリン脂質であり、血液凝固反応やアポトーシス(細胞の自然死)など、様々な生理機能において重要な働きをする。従来、微量にしか存在しないリン脂質の定量は困難であったが、新たな酵素蛍光定量法を開発し、極微量のリン脂質の定量測定を可能とした。  本特許に続いて、他のリン脂質の定量法も開発し順次特許出願をしており、これらによって全リン脂質の網羅的定量が可能となる。

No.7 神経難病の画像診断薬及び体外診断薬

神経難病の画像診断薬及び体外診断薬

内 容

本特許シーズは、アルツハイマー病(AD)をはじめとした神経難病の画像診断、体外診断薬として脳内のタウ病変に結合する特性をもつ化合物(図1)および、これを利用した診断方法である。タウ蛋白質に対する高い結合特異性と高い検出感度を持ち、タウオパチーのMRI診断用造影剤となることから、今後、タウ蛋白質を標的とした治療薬の開発や効果の評価においても有用な技術となる。


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